私たちのストーリー
2014年のオープン以来、APÉRO AOYAMA Winebar & Table は、ワインと美味しい料理、そしてゆったりとした会話を愛する人たちが集う場所として、青山の街とともに歩んできました。10年にわたる最初のチャプターを経て、私たちは一度幕を閉じ、新たなホームを探す旅に出ました。そして今、南青山で、より成熟した第二章をスタートさせます。フレンチのワインバー文化と日本のクラフトマンシップを土台に、かつての温かさや親しみやすさはそのままに、セラーやキッチン、空間デザインのすべてを丁寧に磨き上げました。ここでのひとときが、日々のスピードを少しだけゆるめ、大切な人や自分自身と向き合うきっかけとなればうれしく思います。一杯ごとの Your Journey of Taste(味わいの旅)を、これからもご一緒できれば幸いです。
フィロソフィー – Your Journey of Taste
「Your Journey of Taste」は、単なるタグラインではありません。私たちのすべての判断を導く“約束”そのものです。ワインや季節の料理を、専門的な用語やハードルの高さから解き放ち、ゲスト一人ひとりが自分のペースで探索できるようにしたいと考えています。チームの役割は、門番ではなく「ガイド」。産地やヴィンテージといった情報を、ストーリーやペアリング、発見の体験へと翻訳してお届けします。APÉRO AOYAMA Winebar & Table は、家と職場のあいだにある「第三の場所」としてデザインされています。手の届く洗練、惜しみない寛容さ、そしてまっすぐなホスピタリティが、グラスの一杯ごとに、あなた自身の物語の続きを描いていきます。
テーブルの向こう側にいる人々
APÉRO を立ち上げたのは、フランス・サヴォワ出身のワインラバー、ギヨーム・デュぺリエです。銀行員としてのキャリアを経て、「食とワインの世界で生きたい」という思いから、日本で10年以上にわたりホスピタリティの現場に立ってきました。彼の目標は、フランスの日常にある“本物のアペロ文化”の心地よさを、造り手やゲストとの長いお付き合いを大切にしながら、東京に根づかせることです。キッチンを率いるのは、リヨン出身のシェフ、ティモテ・バルテレミー。クラシックなブラッスリーやミシュラン星付きレストランで腕を磨き、日本に移ってからは、各地の食材や生産者との出会いに魅了されてきました。シーズナルなメニューで日本の生産者の魅力を伝えつつ、モダンなフランス料理としての表現を大切にし、「安心感」と「少しのサプライズ」を一皿の中に共存させています。
APÉRO の世界とコミュニティ
APÉRO AOYAMA Winebar & Table は、私たちが大切に育ててきた“家族”の一員です。南青山での洗練された隠れ家、ニセコのにぎやかなソーシャルハブ、そして街の生活に寄り添う近隣のワインショップ——それぞれが、コミュニティの拠点としてつながっています。これらの拠点をゆるやかにつないでいるのが、APÉRO Society。友人・コレクター・ワインラバーが一つの輪になり、どの店舗を訪れても同じストーリーの続きを楽しめる仕組みです。このメンバーシップは無料で、シンプルであることを大切にしています。ご利用のたびにポイントが貯まり、テイスティングフライトやセラーボトル、特別なディナーなど、心に残る体験へとつながります。バックグラウンドではテクノロジーが静かに動き、記録や管理をサポート。私たちは、目の前のお客様を名前でお迎えし、次の “Your Journey of Taste” をご案内することに集中します。