フランス南西部ベジエ近郊に位置するドメーヌ・ラ・クロワ・ベルは、夏の夜に冷やして楽しむ若いロゼワインから、7種のセパージュをアサンブラージュ(調合)して作られた長期熟成向けのワインまで、幅広いラインナップを取り揃えています。小石の多い粘土石灰質の土壌を持つピュイッサリコン村。その周辺に位置するドメーヌは広大な敷地を持ち、広さは100ヘクタール以上になります。キュヴェの濃厚さや味の深さは、このテロワールの賜物です。この地方独自の土壌は、フランス国内外のワインのエキスパートから多大な評価を得ており、日本でも雑誌「ワイン王国」で取り上げられました。
40年以上も前からドメーヌを経営するボワイエ夫妻は、70年代から品質を重視したワイン造りを続け、ラ・クロワ・ベルの成功に大きく貢献しました。ブドウ樹や土壌の潜在的可能性を信じた夫妻は、新たな醸造所や機材、さらには地方で初となるワイン醸造技術に積極的な投資を行いました。さらに生産性を大幅に下げることで、こんにち知られている味わい豊かで奥深いワインの醸造が可能となったのです。10年前よりドメーヌは、フランス農水省・環境省によって認証を受けた「テラ・ヴィティス(Terra Vitis)」ラベルの仕様書に則り、自然環境の保全に力を入れています。土壌レベルでは、独自の浄化池専用ゾーン設置による廃水リサイクルシステムの導入を行っています。ワイン醸造に関しては、ここ数年の間に亜硫酸塩(酸化防止剤)の使用を半減させました。時代を先取りし続けるドメーヌです!