ル・マス・デ・ケルネは、ワイン醸造技術に情熱を注ぎ、ブドウ品質の向上に向けた絶え間ない探求に挑む、ジャンとピーターという二人の友情から生まれたドメーヌです。ジャンの子息ピエールに経営をバトンタッチしたばかりですが、その輝きは衰えることを知りません。ル・マス・デ・ケルネは、オーガニック農法を遵守するドメーヌであるだけでなく、さらに遠くの未来を見据えています。ここは、多種多様な動物が保護されている場所でもあるのです。その周辺に生息する野生の動植物の温存に力を入れるとともに、絶滅の危機に瀕する鳥やコウモリが住むための鳥小屋も設置しています。鳥たちのお蔭で、ブドウの木に被害を与える有害動物(幼虫や昆虫など)から守られています。
ドメーヌのキュヴェのひとつは、タヌキという意味の « ブレロー »を名前に冠していますが、タヌキもこのあたりに生息する動物のひとつです。また、モンペリエにあるフランス国立農学研究所と協賛し、ドメーヌのパーセルを研究者に提供することで、完全有機農法におけるフラヴェサンス・ドレ(黄金色病)の予防研究を行っています。環境保護に積極的に取り組むだけでなく、上質なテロワールに恵まれたドメーヌがお届けするのは、エレガントでなめらか、リッチな味わいのワイン。作り手のイメージそのものです。